地域経済

社台ファームらが森林生かした大規模レク施設を構想

2007年05月10日 18時20分

 苫小牧市植苗地区に広がる2100haの森林を活用して、乗馬体験施設や宿泊施設で構成する大規模なレクリエーション施設と、森林空間を生かした企業向けの研究施設を建設する構想が浮上している。構想しているのは森林を所有する社台ファーム(千歳市東丘1288の140、吉田照哉代表)と、丹治林業(苫小牧市植苗196の12、丹治敏男社長)。苫小牧市も10日、2008年度からの総合計画に位置付ける意向を表明。新千歳空港へのアクセス道路の検討を行うなど、一帯を「国際森林共生交流地域」に指定して、構想の後押しをする考えだ。同市によると、17年度までの実現を目指す。

 構想エリアは、道央道苫小牧東インターチェンジ西側の森林2100ha。千歳市との行政区域に隣接している場所で、社台ファームと丹治林業が昨年に購入した。道が道央道で新たなインターチェンジ新設を構想している区域にも近いほか、近隣の千歳側ではデンソーが工場立地を表明している。
 苫小牧市によると、社台ファームは海外からの集客も想定した宿泊施設、ホーストレッキングなどの乗馬体験施設を新設し、同社グループが生産した競走馬・ディープインパクトなどの名馬を公開することも考えているもようだ。一方の丹治林業は、自然が残されている森林空間を活用して、企業向けの研究スペースを建設する意向を持っているという。
 苫小牧市では「空港周辺の植苗、美沢地区の地域振興策として考えている。地権者が検討するメニューに加えて、行政としてどのようなものが展開できるか調査中だが、幹線道路として仮称・空港連絡線の新設も考えている。国や道の事業が行われる可能性もある」(企画課)と話し、新千歳空港に近い利便性と未開発の自然を生かした、レクリエーションの拠点を目指す考えだ。


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